渋谷の360°図鑑について
「360°図鑑」 初の出張ワークショップ!
シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]と都立代々木公園を舞台に、見て、聞いて、歩いて感じたことを図鑑にしました。面白いものや不思議なものを、自らの足で歩き、五感で感じ取った体験や発見したものを、カメラ機能付き端末で写真や映像、そして言葉やイラストで記録し、世界に一つしかないオリジナルのウェブ図鑑をつくりました。
本ワークショップはシビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]の「アート×テックラボ」企画において、YCAMが実施した親子参加型のワークショップです。山口市以外の地域での『360°図鑑』の実施は初めての試みです。リアルタイムに共有される参加者同士の視点や気づき、投稿が即座にウェブサイトに反映されることの楽しさを体験することができました。
シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]について
東京都渋谷区にあるシビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]は、デジタルテクノロジーの活用を通じて、人々の創造性を社会に発揮する(シビック・クリエイティブ)ための活動拠点です。ラボ、スタジオ等のスペースを備え、ワークショップなどのさまざまなプログラムを通じて、東京からイノベーションを生み出す原動力となる施設です。
https://ccbt.rekibun.or.jp/
渋谷の360°図鑑ができるまで
STEP1 導入・「360°図鑑」の紹介
ワークショップの導入では、YCAMの紹介、山口の子ども達が制作した360°図鑑についての説明、渋谷の街で360°図鑑を制作するワークショップの流れを説明しました。
STEP2 ピン打ちレクチャー・まずは触ってみよう!
CCBTのデモページで、ピン打ちのやり方を学びました。初めにサイトにログインし、実際にPCに触ってピン打ちをした後、タイトル・名前・コメント入力までの一連の操作を行いました。STEP3 フィールドワーク・撮影
グループごとに渋谷の街に飛び出し、フィールドワークを行いました。フィールドワークでは、発見したこと、目的地で調べたことや疑問などを、カメラ機能付き端末を活用し写真や映像、メモ用紙に言葉やイラストで記録しました。
下記、フィールドワークと撮影を行った場所の紹介です。
代々木公園
東京都渋谷区にある公園。代々木公園は原宿駅、代々木公園駅、明治神宮前駅、代々木八幡駅に隣接しており、原宿、表参道、渋谷から人々が多く集まる場所でもある。代々木公園の敷地は54ha(およそ東京ドーム11個分)であり、東京23区内の都市公園のなかでは5番目に広い。園内は東京都道413号赤坂杉並線をはさんで噴水がある北側のA地区と、スポーツ施設やイベントホールなどがある南側のB地区とに分かれている。
CCBT:渋谷東武ホテル地下2階
渋谷駅から徒歩7分。公園通りをNHK方面に向かい、坂を登りきる少し手前にある渋谷東武ホテルの地下2階にある、東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京が手掛けるアート×テクノロジー×デザインをテーマにした施設。
STEP4 360度図鑑の共創
フィールドワークを行った場所が、360度画像となって、図鑑専用ウェブサイトに登場しました。参加者は画面に表示された360度映像を見ながら、見つけたもの・感じたことなどをタイトルと文章やイラスト、音声、写真、動画を使って投稿し、図鑑を制作しました。リアルタイムに共有されるグループメンバーの視点や気づき、投稿が即座にウェブサイトに反映されることの楽しさを体験しました。STEP5 発表
自分がピン打ちして投稿した所を、1点取り上げて画面に表示して発表しました。ピンで表示した場所や内容、感想などの共有をおこないました。
STEP6 ウェブサイトの公開
2023年2月に、ウェブ図鑑を一般公開しました。
写真提供:シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT] 写真:ただ(ゆかい) photo:Tada(YUKAI)
クレジット
図鑑制作
ワークショップ参加者のみなさま
企画・制作
菅沼聖、蛭間友里恵(山口情報芸術センター[YCAM]) 廣田ふみ、鹿島萌子、多田伊吹(シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT])河口隆、冨川裕美子(ファブラボ山口/アワセルブス)
舞台監督
イトウユウヤ(シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT])図鑑システム制作・開発、当日テクニカルサポート
寺田直和 (KARAPPO Inc.)図鑑制作サポート
津間啓語協力
田部井勝、島田芽生、三木雅弘、Violeta Gil Martínez、三浦大輝(シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT])手話通訳
浅野規子、瀬戸口裕子、篠塚正行、樋口早苗、山田泰伸
主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団
共同開発:YCAM InterLab
企画制作:山口情報芸術センター[YCAM]、ファブラボ山口